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金が2カ月ぶりに高値 ・ イラク情勢緊迫、上昇に拍車

金価格が国内外で上昇している。ニューヨーク、東京市場とも先物価格は約2カ月ぶりの高値圏だ。イラク情勢の悪化など地政学的なリスクを受け、安全資産とみられている金が買われている。米国の早期利上げ観測が後退。世界的な金融緩和が続き、金市場にも資金流入が続くとの見方が広がっている。

金融緩和で資金流入

国際指標となるニューヨーク市場の先物価格は24日まで5営業日連続で上昇。25日の時間外取引は1トロイオンス1315ドル前後で推移している。今月初めからの上昇幅は5%前後となっている。東京商品取引所でも25日の取引で一時、1グラム4344円と2カ月ぶりの高値をつけた。今月上旬の欧州中央銀行(ECB)による追加金融緩和を機に、値下がりしていた金は反発し始める。イラク情勢の混迷が深まってくると、「有事の金」が意識され上昇に拍車がかかった。

18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)後に開かれた記者会見でイエレン議長が利上げ時期について「経済の動向次第」と発言。金市場にくすぶっていた利上げ前倒し論が後退し翌日のニューヨーク市場では金が大幅に上昇した。

投資資金が膨らむ中、株式や債券と並び金市場にもその一部が流入。早期の利上げ観測から「一時的に流出していた資金が戻ってきている」(金融・貴金属アナリストの亀井幸一郎氏)。

米商品先物取引委員会(CFTC) によると、ニューヨーク市場のファンドの買い建玉(未決済残高)から売り建玉を引いた買越残高は17日時点で7万8295枚(1枚は100トロイオンス)。2週連続で前週を上回り3割以上増えた。

株式市場では景気回復期待や金融緩和を背景に投資家が積極的にリスクをとりに行く動きも目立つ。ただイラク情勢など先行きが読みにくい材料も多く、「金市場では当面、地政学リスクが意識され相場を支えることになる」(ニッセイ基礎研究所の上野剛志シニアエコノミスト)との見方が出ている。

6/26 日本經濟新聞