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銀価格の下げ続く 供給過剰 金との差67倍に拡大

銀の国際価格の下落が続いている。1月以降、南アフリカの鉱山ストやウクライナ情勢の緊迫化を受け、同じ貴金属のプラチナ(白金)やパラジウムに資金が流れた。銀は金と比べた価格差が拡大しており、金の価格を銀の価格で割った「金銀比価」は金が銀に対して67倍。約1年ぶりの価格差に広がった。需要も振るわず、銀取引はにぎわいを欠いている。

白金などに資金流出

ニューヨーク市場の銀の先物価格は1トロイオンス19ドル前後。直近で高かった2月下旬から約1割下がった。

銀は亜鉛や銅などの副産物として産出される。年間需要が約3万2千トン(2012年実績)で、半分以上が電子機器や太陽光発電といった産業向け。デジタルカメラの急速な普及に押され、写真フィルム用の需要がここ5年で2分の1ほどに縮小している。スタンダードバンクによると14年は3万4千トンの供給に対して需要が2万9千トン。08~16年は供給過剰になるという。

銀やプラチナなどは、金に対する値動きがファンドなどによる投機の判断材料のひとつになる。特に銀は金と値動きが連動する傾向があり、もし価格差が広がれば、割安に振れたと判断され、買い材料になる。

現在、銀は割安感が出ているが、南アフリカで1月下旬から始まった鉱山ストライキが長期化。2月下旬からはウクライナ情勢の緊迫化もあり、供給懸念が強まっているプラチナやパラジウムに資金が流れている。貴金属市場での存在感が薄れており、価格が上がりづらくなっているようだ。

銀は売買高が小さく、価格の変動幅が大きい。金との適正な比価は経済状況で変わる。金が急落した13年4月以前は50倍台で推移していた。

幕末の開国時、欧米の金銀比価は15倍だったのに対して、日本国内では5倍だった。比価を利用した欧米からの投機が横行、日本に大量の銀が流入して、金が流出したこともあった。

5/23 日本經濟新聞