1. ヤマトゴールドTOP
  2. 金買取価格情報ブログ
  3. 金買取
  4. 白金・パラジウム上昇 南ア鉱山でスト 供給不安強まる

白金・パラジウム上昇 南ア鉱山でスト 供給不安強まる

自動車の排ガス浄化用の触媒などに使うプラチナ(白金)やパラジウムの価格が上昇した。生産国の南アフリカで鉱山のストライキが緊迫化、供給不安が強まった。資源会社から需要家への6月渡しは低水準となりそう。一段と需給が締まれば、自動車などの生産に影響が出る可能性もある。

東京商品取引所でプラチナは14日の清算値が前日から55円高の1グラム4829円となり1ヵ月ぶり高値となった。売買高も前日から7割近く増えて2万3026枚(枚は最低取引単位、500グラム)で、約1ヵ月ぶりに金を上回った。国際指標となるニューヨーク市場の先物価格も1トロイオンス1450ドル前後で、約1週間ぶりの高値になった。

パラジウム国内先物は前日比26円高い1グラム2684円。13年ぶり高値圏が続く。ニューヨーク市場の先物価格は1トロイオンス815ドル近辺で推移し、2年9ヵ月ぶりの水準だ。

資源会社側が、1月下旬から続くストに絡んで労働組合内部の対立から複数の死傷者が出たと公表したのを機に、供給への懸念が一段と強まった。

ストの対象になっている資源会社はアングロ・アメリカン、インパラ・プラチナム、ロンミンの3社。現時点で全体の出荷量は平常時の半分程度に落ちており、一部の会社は在庫がほぼなくなった。鉱山会社の推計によるとストの影響による3社合計の損失は、これまでで約180億ランド(約1800億円)にのぼる。

日本向けの6月渡しは「(契約量に対して)おおよそ半分程度になる」(インパラ・プラチナム)との指摘もある。買い手となる貴金属販売老舗の徳力本店(東京・千代田)は「プラチナは余裕があるが、パラジウムは在庫の確保を急いでいる」という。

5/15 日本經濟新聞